秋葉原心療内科ゆうメンタルクリニック秘密コラム「ゲーム障害(ゲーム依存症)の治療法!」
ゲーム障害とは!?
近く「ゲーム障害」という病名ができる予定です。
「えっ!? ゲームができないということ!? それはヤバい! 困る!」
という人は十分にゲーム障害の可能性が大です。
ゲーム障害とは「ゲームへの依存」のことです。
実際、ゆうメンタルクリニックでも、ゲーム障害(ゲーム依存症)の患者さんは増えています。
最初は本当に少しだけのつもりや「試しに」なんて気持ちで始めるものですが、気づくとどんどんやっている時間が増えています。
また、やっていない時間も、ゲームのことが気になってしかたありません。ゲーム画面が頭に浮かんでしまい、他のことに集中できなくなってしまうこともあります。
微妙な話ですが、自分自身もゲームにハマってしまい、そればかり考えていたことがありました。
代表的なので「パズドラ」。
やっていないときでも、ぐるんぐるんパズルが頭の中で回るのです。
いや、あれ、本当にヤバい。
やっていた時間は一ヶ月程度でしたが、それでもその状態でしたから。もう何年もプレイしている人なんて、それ以上なのではないかと思います。
他にも「キャサリン」というゲーム。
石を組み立ててそこをひたすら登っていくアクションパズルゲームなんですが、それもやはり、プレイしていないときにも、ひたすら宙から石が降ってきて、それをエンドレスで組み立てて登る…という、もう何が現実で何がゲームなのか分からないくらいに脳に刻み込まれていました。恐ろしい。
他にも「風来のシレン」というシリーズがあり、そこでもやはり、ハマるとエンドレスでした。あと一回あと一回…という感じで、気づくと何時間もたっていました。
それらもあって、最近はほぼ一切ゲームをしていません。
たまにやるのは、
「ダンガンロンパV3(ネタバレ感想あり)」
などの、ストーリー性があるゲームのみ(すなわちストーリーさえ読めば一度で終わるゲーム)です。
もう本当に、ゲームって恐ろしい。
いえうまく楽しめればいいんですが、だいたいにおいて、「楽しむ」を越してハマりこんでしまうのですよね。人間って。
やめるためには、基本的に「完全に断つ」のがベストです。
「一日10分だけにしよう!」とか「一時間だけにしよう!」とかは間違いなく失敗します。ムリです。
10分だけやったらもうエンドレスです。自分自身経験があるので自信をもって言えます。ネガティブな意味での自信ですが。
何にせよゲームを断ちたいときは、完全にやめること。
やるにしても「一日10分」とかでなく、「週に○日まで」とか「この(ある程度かかる)仕事が終わったら」などのようにして「完全にやらない日」を作ることです。その方が、まだ減らしやすくなります。
何にせよ、参考になりましたら幸いです。
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ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。